塗装工事をする際、塗料を3回塗ることが基本です。下塗り(1回目)、中塗り(2回目)、上塗り(3回目)の順で工事を進めていきます。なぜ3回塗るのか今回ご紹介していきます。
なぜ3回塗りをするかと言うと紫外線や雨などの劣化要因から十分に外壁を守る塗膜を作るためです。3回塗ることで塗膜が厚くなり頑丈になるため塗料の耐久性を発揮することが出来ます。
▽3回塗りをしなかったらどうなる?
1回塗りや2回塗りで終わらせてしまうと塗膜が薄くすぐに紫外線にやられてしまいます。塗装ムラも出来やすいため美観にも影響が出ます。
- 下塗りの役割
下地処理が終わって1回目の塗装の工程です。下塗りは外壁と塗膜の密着のために行われます。下塗りの工程を省いてしまうと塗膜が壁から浮いたり剥がれたりする恐れがあります。
- 中塗りの役割
中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。上塗りとの塗膜同士をしっかり密着させるために使用し、同じ色を重ね塗りすることでムラをなくす役目があります。
- 上塗りの役割
上塗りは仕上げで塗る工程になります。中塗りで一度色を付けているのでムラを消しつつ同じ場所を塗っていきます。塗膜を厚くすることで紫外線を遮れる強い塗膜を作り出します。
下塗り、中塗り、上塗りにはそれぞれ役割があります。
劣化具合によって塗り回数が増える場合がありますが、塗料の規定の塗回数より工程が減ることはありません。
塗料の効果を発揮させるためには3回塗りは大事な工程ですね。今回はなぜ3回塗りをするのか、その理由をご紹介しました。