壁塗装工事において、艶有り塗料で塗ると新築の様な輝きを取り戻し、とても綺麗です。ですが艶有り塗料には知っておいた方が良いマイナスな面もあります。塗料を選定する際には良い部分だけを見るのではなく、マイナス面も考慮して選ぶといいでしょう。
今回は参考にしていただきたいマイナス面についてお伝えします。
①経年劣化でツヤが消えていく:
艶有り塗料を用いた外壁は、経年とともにツヤが失われます。通常、艶感は塗って2~3年程度しか持続しません。外壁の塗り替えサイクルが約10〜15年に一度であることを考えると、次回の塗り替えまでにはツヤが薄れてしまうのは避けられません。
②光沢がありすぎる:
艶の光沢度は調整できないため、塗装後に思った以上に光沢が出てしまうことがあります。特に、屋根に塗布する場合は、光が反射しすぎてまぶしいと感じることがあります。
③外壁の種類によっては艶が目立ちすぎる:
外壁の色によって、艶有り塗料の光沢度合いが目立ちすぎることがあります。外壁の色と艶感を調和させることが重要です。
④安っぽく見えることがある:
艶有り塗料を使用すると、新しい印象を与える一方で、あまりにも光沢が強すぎると安っぽく見えることがあります。特に、色や住宅の外観との組み合わせに注意が必要です。
⑤施工に技術が必要:
艶有り塗料を均一に塗るには技術が必要です。塗りムラや、はけムラができやすいため、丁寧な施工が求められます。施工の際には、熟練の塗装業者を選ぶことが重要です。
艶有り塗料には、これらのマイナス面が存在します。最終的には好みにより近づけるために!という選び方になるとは思いますが、迷った際には、専門家にアドバイスを求めてみてもいいのではないでしょうか。