パッと聞くと同じ意味に感じてしまう〝期待耐用年数〟と〝保証年数〟

実は違った意味を持っています。今回はその違いを解説していきます。

*期待耐用年数とは?

塗料の期待耐用年数とは建物や物体の表面に保護的な役割を果たす期間を指しており、これは塗料がその機能や外観を効果的に維持できる期間を示しています。

塗料の種類によって年数が変わり【ウレタン塗料7年~10年・フッ素塗料15~20年】と言われています。外壁材との相性によっても耐用年数が変わってきます。外壁材がモルタル壁、サイディング壁、ALCパネルかによって塗料との相性が違い、相性が良いと年数も延び、悪いと年数が減る場合もあります。

*保証年数とは?

工事施工店によって保証年数は様々です。塗装工事完了後に施工不良があった場合に保証期間内であれば補修してくれる期間のことを指します。その場合保証書の発行が必須となります。保証年数は3年~10年と幅広く期間を設けている塗装店が多いようです。中には悪徳業者もいるようで「保証します。」と言われていたにもかかわらず、不具合を伝えても「対象外です。」と対応してもらえないケースもあるようです。契約書でしっかり内容を確認し、工事完了後には保証書を発行してもらうなどして、口だけの約束にならないよう注意しましょう。

今回は期待耐用年数と保証年数の違いについて解説しました。似たような言葉ですが中身は全く別のものでしたね。

契約内容、使用塗料、保証内容を確認し、塗装工事を行うようにしましょう。